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糖尿病検査

自分でできる糖尿病の検査のいろいろ

糖尿病治療は、自己管理がいちばん大切。自己チェックは欠かせません。

  • 自己管理の基本は、マメな体重測定から。
  • 簡単な試験紙でわかる尿糖検査は、最も手軽な自己チェツク法。
  • 血糖自己測定器を使えば、2~3分で自分の血糖値がわかる。
  • 血糖自己測定を行うタイミングや回数は、患者さんによって違う。

糖尿病患者は「やや、やせている」が理想的

糖尿病患者、特にインスリン非依存型の人にとって、肥満は最大の敵です。過食が体重の増加を招くだけでなく、血糖値まで上げてしまうからです。

どんな人でも、食事療法をまじめに実行していれば、しだいに体重が減って、理想体重に近づくはずですが、食事療法がうまくいっているかどうか判
断するためにも、定期的な体重測定は、欠かせません。測定は朝起きて、トイレに行ったあとが最適です。

糖尿病の人の体重は、標準体重マイナス5~10%の「やや、やせている」くらいが、ちょうどいいとされています。


糖尿病の合併症のための定期検査もある

糖尿病で最も恐れられている合併症を見つけたり、治療方針を決めるための検査もあります。

  • 糖尿病の進行の程度や網膜症の危険を調べる「眼底検査」。
  • 腎臓機能の異常を見る「尿タンパク検査」。
  • コレステロールや中性脂肪を調べる「血中脂質検査」。
  • 糖尿病治療の指標となる「ヘモグロビンAc」と「フルクトサミン」。
  • 膵臓機能やインスリン分泌量のわかる「C-ペプチド」。
  • インスリン療法の「尿ケトン体検査」。

眼底検査で網膜症や全身状態も一目瞭然

糖尿病の合併症の中でも最も恐れられているのが、網膜症です。ほうっておくと、失明してしまう危険性もあるからです。といっても、糖尿病になったからすぐに網膜症になるわけでなく、発病して10~15年くらいかかります。

網膜症にかかってしまうとなかなか回復しにくく、確実に効く薬もいまのところはありません。しかし、軽いうちならば糖尿病のコントロールをよくすることで、回復する場合もありますから、希望を捨てないで、とにかく糖尿病がよい状態になるように努力しましょう。

糖尿病網膜症は、眼の網膜の細小血管に生じる障害です。体の外から鮮明に観察しやすい眼底を検査することによって、眼の病気だけでなく、糖尿病の進行程度や脳や血管の病気など、全身の状態をトータル的に知ることができます。

視力の異常に気づいたときには、すでに手遅れといったケースも少なくありません。糖尿病の人は、最低でも1年に1回は眼科で「眼底検査」を受け
る必要があります。


食事療法の徹底が予防改善になる

すでに糖尿病の人はもちろんのこと、境界域の血糖値の人、さらには血糖値が正常でもやや高めの人も含め、医師の注意を受けたあとのセルフケアが、治療、予防のもとになります。

糖尿病の予防と治療の2本柱は、食事と運動であることはいうまでもありません。

糖尿病患者の食事療法では、1日の栄養所要量を守ることが最も大切なこととなります。ます食べすぎをなくし、1日の必要カロリー量をきちんと守らなければなりません。ことに肥満が高度だったり、境界値の中でも血糖値がかなり高いほうなら、医師に相談して、必要カロリーを少し削る必要があります。

糖尿病の食事療法は、あくまでも一定の規則にしたがって食事を制限することですが、だからといって、不自由な食生活を強いるものではありません。各栄養素全体のバランスさえとれていれば、好きなものを食べることもできます。また反対に、これだけは毎日食べなければいけないというものもありません。あくまでも量をとりすぎることなく、いろんなものをバランスよく食べることが大切です。

では、具体的にはどのようなものを食べればいいかということになりますが、自己判断は避けて、必ず医師の指示による食事処方せんにそった食事療法を徹底することが、予防、改善への道です。


糖尿病の検査結果からわかることは?

検査の結果は、健康のバロメーターです。正しく理解して、予防や治療に生かしましょう。

  • 尿糖検査だけでは、糖尿病とは診断できない。
  • 血糖検査、ブトウ糖負荷試験の結束から、正常型、境界型、糖尿病型に分けられる。
  • 境界型と診断された人の約3分の1が糖尿病に。
  • 健康な人は、血糖値と血中インスリンが並行して上下する。
  • 血糖コントロールの目安となるフルクトサミンとグリコヘモグロビン。

尿糖検査だけでは糖尿病とは診断できない

尿糖検査は、糖尿病検査の第一段階にあたります。

でも、これだけで糖尿病とはかぎりません。

つまり、血糖値が140~160mg/dl程度の軽い高血糖では、尿糖が出ないこともあります。

また逆に、腎性糖尿であるとか、胃潰瘍などで胃を切除したあとや、妊婦などは、糖尿病ではないのに尿糖が出ることがあります。

一般には、血糖値が160~170mg/dl以上になると尿糖があらわれるといわれています。


糖尿病に砂糖はどうしていけないか

通常、私たちが口にしている食物には、糖質、タンパク質、脂肪が含まれています。これらを3大栄養素と呼んでいますが、これらは体を動かすエネルギーとして使われたり、体を作る原料にもなります。中でも糖類は、体内でブドウ糖に代えられ、血液によって体中に運ばれ、体を動かすエネルギー源となります。

ところが、摂取量が多くなると、余ったブドウ糖はグリコーゲンという別の糖に代えられ、肝臓や筋肉に蓄えられることになります。

しかし、運動不足や肝臓障害などにより、ここでも消費されないとなると、今度は脂肪として貯蔵されることになり、これが脂肪酸として体の皮下組織に蓄えられると、太りすぎの原因である皮下脂肪となるわけです。

インスリンは、糖分が体内に取りこまれるのに重要な役割を担うホルモンですが、インスリンがなければ、栄養が細胞膜を通って中に入っていけなくなります。

糖尿病によってインスリンが不足すると、せっかくのブドウ糖という栄養を、有効に使えなくなります。利用されないまま、血液の中にたまるブドウ糖は、さまざまな不都合を体中におこすことになります。

そういった意味で、糖質を最も多く含む砂糖のとりすぎは、糖尿病患者にとってほかの病気を併発する危険な因子となります。 


糖尿病診断には、色々な検査がある

糖尿病診断の決め手は血糖値ですが、ほかにもいくつかの検査が必要です。

  • 尿の中にブドウ糖が混じっているかどうか調べる「尿糖検査」。
  • 血液中のブドウ糖濃度を調べる「血糖検査」。
  • 血糖値の時間的変化を観察する「ブドウ糖負荷試験」。
  • 血液中にあるインスリンの濃度を測る「血中インスリン測定検査」。
  • 過去1~2ヵ月の血糖値の平均を調べる「グリコヘモグロビン検査」。
  • 大切な、「眼底検査」。

主な検査は6種類ある

糖尿病の診断は、通常、次の6種類が行われます。

  1. 尿糖検査
  2. 血糖検査
  3. ブドウ糖負荷試験
  4. 血中インスリン検査
  5. グリコヘモグロビン検査
  6. 眼底検査

 


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